耐火クロススクリーンの防火設備検査|仕組みと点検のポイント

「耐火クロススクリーンって何?」「防火シャッターとどう違うのか分からない」「点検ではどこを見られるのか知りたい」——防火設備定期検査の対象建物で、耐火クロススクリーンが設置されていると聞いて、疑問に感じていませんか。耐火クロススクリーンは、金属製の防火シャッターとは異なる仕組みを持つ防火設備で、点検で見るポイントも一部異なります。この記事では、耐火クロススクリーンの仕組みと、点検で確認される主なポイントを、横浜・川崎・東京エリア対応の専門業者が解説します。
耐火クロススクリーンとは?結論からわかる基本の仕組み
耐火クロススクリーンとは、ガラス繊維などの耐火性の高い布(クロス)を巻き取り式で降下させ、火災の延焼と煙の拡散を防ぐ防火設備です。金属製の防火シャッターに比べて軽量で、天井懐が浅い建物やデザイン性を重視する吹き抜け空間などにも設置しやすいのが特徴です。火災感知器と連動して自動的に降下し、防火区画・防煙区画を形成する点は防火シャッターと共通していますが、素材や駆動方式が異なるため、点検で確認する項目にも独自のポイントがあります。導入コストや意匠性の観点から、近年新築・改修の両方で採用が増えている設備のひとつです。
耐火クロススクリーンが設置されやすい建物
耐火クロススクリーンは、吹き抜けのある商業施設やオフィスビルのエントランス、アトリウム空間、天井高が確保しにくい改修物件などで採用されることが多い設備です。横浜市・川崎市・東京都エリアでも、複合施設や大規模な商業ビルを中心に採用事例が見られます。防火設備定期検査の対象となる建物では、こうした耐火クロススクリーンについても、金属製の防火シャッターや防火扉と同様に定期的な点検・報告が必要です。設計段階でデザイン性を重視して採用されたケースでは、竣工後の管理者様が「これも点検対象になる設備」と認識していないこともあるため注意が必要です。
点検で確認する主なポイント
耐火クロススクリーンの点検では、火災感知器との連動による自動降下動作、手動起動装置での作動確認、クロス(布幕)の破損・変色・劣化の有無、収納部(ケース)内の巻き取り機構の作動状況などを確認します。金属製シャッターと異なり、クロス部分の経年劣化(紫外線や湿気による生地の劣化)が起こりやすいため、目視での劣化確認も重要な点検項目のひとつです。危害防止装置(挟まれ・接触時の停止機構)が正常に作動するかも、あわせて確認されます。降下時にクロスがねじれたり、収納部にうまく収まらなかったりする不具合も、点検でよく見られる指摘事項です。
不具合が見つかった場合の対応
点検でクロス部分の破損や巻き取り機構の不具合が見つかった場合は、原因箇所を特定したうえで、部分的な補修や部品交換、場合によってはクロス自体の交換で是正します。是正後は再度作動確認を行い、是正報告書を作成して特定行政庁へ提出する流れとなります。特殊な素材・構造を持つ設備であるため、耐火クロススクリーンの点検・是正には専門的な知識を持つ業者への依頼が安心です。メーカーごとに構造や部品が異なる場合もあり、対応実績のある業者に相談することをおすすめします。
金属シャッターと耐火クロススクリーンの点検の違い
金属製の防火シャッターは主に金属疲労やレールの異物、モーター・巻き取り機構の劣化が点検の中心になりますが、耐火クロススクリーンでは、これに加えてクロス素材そのものの経年劣化や、収納・展開時の生地の傷み方といった、素材固有のチェックが必要になります。同じ「防火設備」というくくりでも、実際の点検内容や交換部材が異なるため、両方の設備が混在するビルでは、それぞれの構造を理解した業者による点検が望まれます。
横浜・川崎・東京での防火設備検査対応
当社は横浜市を拠点に、川崎市・東京都エリアも含めて、防火シャッターや防火扉に加え、耐火クロススクリーンのような特殊な防火設備の点検にも対応しています。有資格者が現地で仕組みを確認したうえで、適切な点検方法と報告書の作成をご案内します。防火設備定期検査の制度全体については防火設備定期検査とは?対象・検査内容・報告時期をわかりやすく解説で詳しく解説しています。点検・検査のご相談は建築設備定期検査・第12条点検のご案内ページをご覧ください。
防火設備の定期検査や是正工事のご相談はこちら


















